日本学術会議公開シンポジウム「毒性学研究のこれから~「外」からみた毒性学~」のご案内
http://www.scj.go.jp/ja/event/2020/291-s-0911.html
↓申込みフォームはこちらへ ※締め切り:2020年9月9日(水)
開催趣旨:
我が国の毒性学は、公害による健康影響に対処するための科学として大きく進歩した。しかし、顕著で重篤な結果を伴う可能性のある健康影響の問題は影を
ひそめ、それに伴い毒性学への社会の関心やニーズも変化している。毒性学の研究対象は、生産活動より生み出された多種多様な化学物質であり、社会の
姿にその存立の基盤がある。現在、私たちの社会は、産業構造の変化に加えて、気候変動など有限な地球への人間活動の影響により、大きな変貌を遂げて
いる。社会の変化の中で、毒性学も新たな対象や方法を積極的に探っていくべき時が来ている。本シンポジウムでは,現代の「毒性学」に求められている
ものや期待を、毒性学を「外」から眺める立場の方々に問いかけていただき、毒性学との対話を通じて、そのあり方を考える場としたい。
プログラム:
13:30 開会の挨拶
菅野純(日本学術会議毒性学分科会委員長)
13:35 イントロダクション
青木康展(国立環境研究所、客員研究員)
13:40 気候変動の健康影響と毒性学
橋爪真弘(東京大学大学院医学系研究科、教授)
14:00 産業から見た毒性研究
(交渉中)
14:20環境行政における毒性学の役割
早水輝好(国立環境研究所、プロジェクトアドバイザー)
14:40(休憩)
14:45 環境内運命試験の現状と課題
北野大(秋草学園短期大学、学長)
15:05 消費者が知りたい毒性情報
村上千里((公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会、環境委員長)
15:25 人々のリスク認知のあり方と毒性学の知見との親和性
中谷内一也(同志社大学心理学部、教授)
15:45 質疑応答
16:10 総合討論
司会、渡辺知保(国立環境研究所、理事長)
16:25 閉会の挨拶
那須民江(中部大学生命健康科学部特任教授)
主催:日本学術会議 毒性学分科会、環境リスク分科会